さて、まずレックスについて少し。
スバル360という有名な富士重工初の軽自動車が誕生して11年と2ヶ月。スバルR-2という車が出来た。
このR-2はフロントウインドに三角窓(懐かしいデザインですね)がなくなった車であった。
R-2にもスバル360でおなじみにツインキャブSS仕様が用意され(R-2SS)スポーツ路線を築き上げていった。
そして、ほぼ3年後。全車水冷エンジンを搭載した初代レックスが発売された。
このクルマは若者路線という事か小さな窓、レオーネ似のフロントなど流行を取り入れたスタイルだった。
そしてその後、4ドアモデルが追加され、だんだん使い勝手が上がっていったらしいです。
途中で、排ガスが厳しい2サイクルから4サイクルに換装。ここでスポーツモデルGSRが消えた(と思う)
そして、53年度排ガス規制が迫り、SEEC-Tなる技術を投入。コレにより、特別な触媒などを使わず規制をクリア。
う〜ん、技術のスバルですね。(えっ?日産じゃなかったの!?)
昭和51年に、ボディを縦割り→横方向に拡大、500ccエンジン搭載のレックス5発売。しかし1年で550ccに替わったらしい。^^;
で、激動の時代を生きた初代レックス。昭和56年に2代目へとモデルチェンジ。
ここで、スバル360より続いたRR方式を捨て、FFへと生まれ変わる。
3代目前期まで続く『レックス・コンビ』の愛称(バンモデル)はここで誕生したらしい。
なんと通信販売用モデルも存在したという2代目レックス。一体どうやって購入するのか気になる…。
そして、ターボ追加、4WD初設定などいろいろな装備も加わった。
登場時からすでに4WD車も4輪独立懸架だったらしいです。やっぱりスバルってすごい!
そして、昭和61年にレックスとしては最後となる3代目が登場。
やはりFF方式を採用し、スペース効率を追求した箱型の車体になる。
2代目はリアハッチが結構傾斜していたけど、3代目は立っている。(と言っても、660になった頃のミラ、アルトとあまり変わらない)
デビュー当時は味気ないとか言われたらしいですが、結構好きなデザインです。
そしてフルタイム4WDが追加され4WD車は、全車3バルブに。(OHC2気筒でインテーク側2バルブはすごいと思う)
その後ECVT追加。初搭載はジャスティ。
で、ターボがなくなっていたレックスに待望のスーパーチャージャー車が追加。うちのはこの頃のモデルです。
その後、2気筒(EK23型)からクローバー4と呼ばれる4気筒(EN05)へと換装。NAモデルは2馬力アップしました。
そして自動変速はECVTに統一されました。
そして1年後。ついに660ccへとモデルチェンジ。しかしボディはそのまま、お顔をリファインしたにとどまりました。(ちょっと寸法が延長されてます)
ちなみにこの時、バンの『コンビ』という愛称が消滅。バンもレックスに。
この時搭載されたのが、ヴィヴィオなどでおなじみのEN07型。
64馬力(S/Cモデル)になっていましたので、エンジンはヴィヴィオGX-Rとほぼ同じです。
そして、この660cc仕様がレックスの最終型となりました。
しかし、2気筒の時はA/Tも用意されていたレックス。でも2段変速っていうのは…。(汗)
初期性能だけで言えばECVTのほうが断然いいでしょうね。
レックス3代目の形式の変遷。KG(セダン)、KN(コンビ)→KH(セダン)、KP(コンビ)1,2→KH、KP(バン)3,4となっているようです。
KG,KNは2気筒(5ナンバー(乗用モデル)と4ナンバー(貨物車)の差)、KH、KPシリーズは4気筒です。
1と2は550、3と4は660で、それぞれ奇数がFF車、偶数が4WD車のようです。
そして、レックスとは発想の転換を行ない、前席の快適性を高めたヴィヴィオが登場。
国内ラリー等で走りまくっていたRX-Rなど、高い剛性が備わった軽自動車でした。
そういえば、ヴィヴィオビストロによるレトロカーブームもありましたねぇ。^^
この頃、ECVTは進化し、スポーツシフトが登場しています。
そして、軽自動車が新規格に移行。記憶に新しいと思うプレオが登場。
パノラマシートなど新しい発想で話題を集めました。
さらにECVTがi−CVTと呼ばれる新型に。ますます快適になりました。
※オープン時には『4気筒移行時にコンビ消滅』、形式が『KG→KN』となっていましたが、上記のものが正しいそうです。
情報提供:かずさん。どうもありがとうございました。
※さらに訂正。(汗)
上記「この頃からすでに4WD車も…」の記述は「レックス・4WD」についてのみの文章です。
従って、RR・FFレックスおよび360、R-2、サンバー、その他普通車の懸架装置については含まれておりません。
ちなみに、スバルでリジッドアクスル車はP−1(すばる1500)のみだそうです。
K111さん、ひろさん、ご指摘&情報提供ありがとうございました。
※さらに再度修正(爆)
「660レックスのS/CモデルのエンジンはヴィヴィオRX-Rとほぼ同じ」とか書いてましたが、実際はGX系と同じです。
レックスはSOHCの8バルブ、RX-RはDOHCの16バルブです。(最高出力は同じく64馬力です)
さて、レックスについてというか、スバルの軽シリーズについて書きましたが、
私の家にあるのは、3代目レックスの2気筒モデルです。
以下にデータを少し…。
車 名 スバル レックス・コンビ
グレード 4WD・TG(貨物車)
形 状 5ドア・ハッチバック
エンジン EK23(シングルキャブ・OHC2気筒3バルブ)544cc
乗車定員 4名(2名)
車両形式 スバル・M−KN2
変速装置 手動 前進5速・後退1速
制動装置 前・ディスク 後・ドラム
と、まァこんなクルマです。^^;
ちなみに最大出力は36馬力。トルクは不明ですが5kg-mきってると思います。
※馬力はデータ値です。測定値はもっと低いと思われます。(爆)
トルクが判明しました。4.4kg-mだそうです。
参考:Sunny side of REXさん。
ここのページに書いてある内容は、いろいろなHPから参考にさせていただいたものです。レックスについていろいろ調べられていらっしゃる先人たちに感謝。そして勝手に参考にさせていただいた事をお許しください。
うちのレックスの詳しい(?)紹介へ
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