越前のそばは、一乗谷に初めて居城を構えた朝倉孝景が、戦時の非常食として栽培したのが始まりと言われ、当時はそばがき、そば餅として食べていた。現在では福井名物の越前そばとなっている。
[越前おろしそば」の名前の由来
かつて昭和天皇がご来福になった折、「越前で食べたおろしそばは、おいしかった。」と側近にお話になられたことから名付けられました。
福井のそばで最も人気の高いのがおろしそば。ピリッと辛い大根おろしをたっぷりまぜただし汁をぶっかけ、それにネギと削りカツオかけて食べる。福井では寒い時期でもこの冷たいおろしそばをたべるのが通だとか、福井県民の長寿の秘訣だとか言われている。
朝倉氏遺跡の一乗谷を歩いていて出くわすのが、古い旧家(元・山師の家)を改装したそば屋の「利休庵」。おろしそばのほかに打ちたてのおいしいそばが、一乗谷朝倉遺跡見物の疲れを癒してくれる。また、そば打ち体験もでき、自分で打った「打ちたて、ゆでたて」のそばが味わえる。
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