船を降りたら彼女の島

作 品 情 報
監督・脚本:磯村一路

出演:木村佳乃/大杉漣/大谷直子/村上淳

ジャンル:人間ドラマ
2002年/日本/112分/カラー

評   価
★★★☆
ストーリー
恋人との結婚を報告するため、東京から瀬戸内海の瀬ノ島に帰郷した久里子。父親にそれを言い出せないでいる彼女は、幼馴染みのケンタと共に初恋相手の男の子、隆司の消息を追うことで気持ちに踏ん切りをつけようとする。
感  想
「がんばっていきまっしょい」の磯村一路監督作品。
今回は松山・瀬戸内を舞台にした父と娘の物語。
いつもながら、全体的には静か、しかし、しぐさやちょっとした会話など細かな描写でジワジワと見ている方を温かく包み込んでいきます。
この細部までこだわった描写で、人物像を浮き立たせるのはさすがと言ったところです。
ただ、父親に言いたいことを言い出せずにいる娘の心情は分かるのですが、その先の想いはちょっといきすぎというか、考えすぎかなと思ったりしますが、そんなもんなんでしょうか。
ハッキリ分かりやすい作風ではないので退屈といえばそうかもしれませんが、微妙な心情が描かれた作風が好きな方はなかなか見ごたえがあるのではないでしょうか。
静かな分、役者の力量が問われますが、今作はそれぞれがそつなくこなしている印象を受け、キャスティング面もなかなか良かったのでは。
美しい瀬戸内の風景と伊予弁がなんともいい感じで、個人的には好きでした。
見た日
 2003年3月2日
映画館
 有楽町スバル座
一緒に見た人数
 70人前後