長岡・S/Cレックス引き取り

私にとって2代目のレックスとなった緑色のVXの引き取り記録です。


さて、知ってる人も多いかと思われる「6台目」の写真を置いておこうかと。(爆)
それにしても、あんなに時間が経ったのに「何故暫定倉庫にあるの?」とはツッこまないで。^^;

↑暫定倉庫のコンテンツより。
6台目と書いてある時点で既にかなりの数を集めていた事になりますね。^^;
それでは、引取りの様子をどうぞ。

あれは、いつものようにレックス関係のサイトを巡回している時の事だったかと思います。
ほっつぁさんの所の掲示板で「VX要りませんか〜?」という書き込みを見つけました。

当時の私は、ai-3を色々といじってはいたのですが、何だかギア比が低すぎるような気がして
「VXのミッションとか手に入らないかな〜」と思っていました。

そしたらなんと、四駆のM/TのVXの貰い手を探してるじゃないですか。
当初は部品取りにという事で、ほっつぁさんの予備車としていかが?という話でしたが、
そこに「もし、ほっつぁさんが要らないと言うなら私にください!」とずうずうしくも書き込みしました。
そうしたら、ほっつぁさんがもう部品取りを持つ気はないと回答したため、そのVXは私のところに来る事になりました。

それから数日、VXの持ち主であるKATANAさんといろいろやり取りして、引取りの日程が決まりました。

2004年5月23日の記録。

長岡市まで取りに行くという事で、深夜のうちに出発。(確か午前1時ぐらい)
ai-3にナビをかけて、ひたすら国道8号を北上していきます。

で、夜中はやっぱり流れが速いので、NAであるai-3には厳しかったですね。^^;
一般道なのに3桁台の速度でトラックが走ってるし…(汗

そんなこんなでしたが、何とか朝の6時ぐらいには長岡市に到着。
確か高速の横ぐらいにある駐車場で待ち合わせの約束だったので、駐車場に入れて暫く待ってました。

そして、KATANAさんが登場。
確か、名前の通りスズキの刀で迎えに来てくれたと思います。(ちょっと記憶が曖昧で…すみません)

そして、KATANAさん先導でVXが置いてある大学の敷地へ。(KATANAさんは大学の工学博士です)
するとそこには初めて見るM/TのVXが。

KATANAさんもほっつぁさんの「VX-R号」に影響された方の一人で、
同じ様にP/W移植などをやって乗っていたそうです。
今回、バイクのトランポとしてサンバーに乗り換えるためにVXを手放す事にしたそうです。

で、激レアのM/TのVX、しかも四駆なのだから結構な値段が付きそうなんですが
ドアを移植したり色々しているので、事情の解らない人に渡すのは不安があるという事で
レックス関係の人に渡そうと決めたそうです。

一度、大学の学生に渡そうかとも思ったらしいんですが、やっぱり不具合が生じた時に面倒と考えたみたい。^^;
そういえば、部品取り扱いでと言って募集していたのもそういう理由なんですね。

とは言え、私も最初は「ミッションが手に入る〜」と思って貰う事にしたんですが、
色々と装備が良いので結局そのまま乗ることに。


…まぁ、後で色々と問題も起こることになりましたが。^^;


とにかくVXに元々付いていたドアや、その他いろいろの予備部品を積み込んで帰る事にしました。
この時に、D型の新型車解説書・整備解説書・電気配線図集・パーツカタログ・C型のサービスマニュアルなども頂き、
後のレックスの整備にとても役立つ事になりました。



(以下、「暫定倉庫」からの流用)


道の駅「能生」に停車する2台。
奥はお馴染みのai-3、手前が今回KATANAさんに頂いたVX。
色は珍しいノーブルグリーンで、ドアがPW&リモコンミラー付きのAX-iの物と交換されています。
でも、内装はきっちりとVXの物に交換済み。(笑)


リアスポ有る無しでお尻の雰囲気が違う。
ちなみに、VXの車内には色々なパーツと、このVXの元々のドアが入っています。


風車(と言うか風力発電機)をバックに1枚。
NAグリル装備で大人しい外観ですが、こうして逆光気味に撮るとなかなか迫力があるかも?
ちなみに、目立たないように写していますが、実際には右側のヘッドランプが割れていたりして。
(もっと言えば、ヘッドランプ周辺が歪んでいて、フェンダーパネルも曲がっています。
1枚目のヘッドランプがヴィヴィオ用っぽく見えるのはそのせい)

と言うわけで、無事に引き取ってきました。
VXとしては3台目となるこの車ですが、M/Tと言う事もあり違う部分がいろいろと。
まず、過給ランプが大きい(笑)
出足もNAに慣れている私には「これもレックスなの?」と言ったぐらいに違います。
(実はクラッチが逝く寸前なのだが…。^^;)
ECVT車のスムーズな出足とはちょっと違った感じですが、グワっとダイレクトに加速する感じがします。
ちなみに、私の体感速度ではECVT車よりも速いような…?
(単にEgの状態とクラッチの伝達効率がいいだけ…?)
その他にも、キーレスが付いていたりPWのスイッチがVIVIO用になっていたり…(これは全部KATANAさんのおかげ)
これからが楽しみな1台です。(笑)

でも、楽しい事ばかりではありません。
まず、前述のクラッチの問題。
帰る途中にクラッチディスクの温度が上昇して圧着力が弱くなったのか、3速辺りから滑り始めると言う症状が…。
NAよりギア比が高く快適ツーリングできるはず…だったのですが、発進でNAに置いて行かれるS/C車…。(爆)
常にバックミラーを確認しながら運転してました。^^;(←ai-3を運転してた)
とりあえずクラッチカバー、ディスク、レリーズベアリングの3点セットは交換ですね。

あと、外板に大きな凹みが…。(汗)
写真に写ってない(と言うか写らないような角度から写真撮った)ですが、左クォーターに大きな凹みがあります。
ポールか何かにぶつけたのか、縦に長い凹みで錆まで浮いてます。^^;
コレも何とかしなきゃな…。

他に細かいところではヘッド/テールランプに割れ(交換済み)と排気漏れ(交換&修復済み)、右フロントの歪み(修正済み)
パワーウインドゥ不調(たぶん修理で直ったと思う)、キーレスのアンサーバック不調(原因不明)、ルーフのモール剥れ(放置中)
など色々な問題が。^^;

夏休みはこの辺の修理のためにバイトして終わるかも。(苦笑)
そういえばビミョーにショックが抜けてるような…。NewSRも買わなきゃダメかな。(爆)

とりあえず、とっても手間がかかりそうなVXですが、素性は良い(記録簿付き、スポーツ走行の経歴無し)し、
雪国の車としては珍しく、下回りの腐食がありません。(KN2を腐食させた私には耳が痛い話ですが…。^^;)
ま、レアカーなんだから頑張って直さないとね。(笑)

最後に、今回のVXを提供してくださったKATANAさんについてですが、(って、順序が逆ですね。汗)
愛車スズキGSX1100Sカタナを運ぶために、レックスからサンバーへ乗り換えたとの事。
そのためVXが私の手に渡ってきました。
KATANAさん本人の印象ですが、私の個人的な視点ではNORYさんと似ているような…?(雰囲気とか性格とか)

某大学の工学博士のKATANAさんですが、バイクいじりをしているためか結構大変な作業もサクっとやってしまわれるようです。
(解体屋でAX-iを見つけて、「これはやるしか!」と思ってドアスワップまでやるなんて相当ですよね。^^;)
今度のサンバーは暫定トランスポーターとの事ですが、きっと色々いじられるんでしょうね。(笑)
で、色々いじった結果、学生さんにあげるのも気が引けるし、オークション出すのも面倒になったとの事で、今回のお話になりました。
(確かに、何も知らない人にドアスワップの自作配線について説明するのは面倒ですし、何かあったらオーナーがパニックになりそうですからね)
と言うわけでいろいろ付いてる装備満載のVX。(と、その他たくさんのおまけ)
最後になりましたが、KATANAさん本当にどうもありがとうございました。




で、引き取ってから色々と修理して乗っていたVXですが、現在は車検が切れています。^^;
(RX-Rとキャラが被るのも要因ですね…)

ヘッドガスケットを交換したんですが、どうもオーバーヒートしたり異常燃焼になったり。
ヘッドがダメになったのかなぁと思うんですが、修理して無いですね…。

あ、ちゃんと走ってた時のインプレも書いておきます。

加速は流石にS/Cだから良いです。
感覚的にもM/Tゆえか速く感じます。(ECVTは滑らかな分、速度を感じにくいのかも。^^;)
ちなみに、SOHC+S/Cはタウンカーとしてはベストかもしれません。
DOHCであるRX-Rよりも出足は速く、実用域での加速がすごく楽です。
燃料がレギュラー仕様なのも良いですね。

ツインビスコ・フルタイム4WDですが、駆動抵抗はともかくとしてかなり安心して走れます。
ビスカスだからと馬鹿にしてると、いい意味で裏切られる感じですね。
リアのLSD機能もあるので、雪の上でくるくる回ったりも出来ます。(笑


友人には「グリーンのレックスって初めて見た」と言われるレアな仕様ですが、
同じ色のレックスを見たのは1回しかありません。(VXのオープントップだった)
ネット上で見ても圧倒的に白が多く、他には黒かグレー、紺色(アトランティックブルー)ぐらいしか見かけないレックスで
ノーブルグリーンは貴重な存在なのかもしれません。
ただ、レックスとジャスティにしか使われなかった色なので、塗料の注文も大変です。^^;
また、特注色で作ってもあまり色が合ってるとはいえなかったので、補修が大変な色なのかも…。(少なくともタッチアップは無理)

でも、車自体はとてもよく出来た車でした。
まぁ、パワステが付かないとか、標準だとP/Wもリモコンミラーも無いような車ですが、時代的には仕方ないかも。
という事で、このVXの要素を持った少し新しい車、ヴィヴィオE型GX-RのM/T車が街乗りには一番いい選択かも。(やっぱりレア車ですが)


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