ヒゲキタ手作りプラネタリウム投映機
投映機は手作りのピンホール式プラネタリウムです。
直径20センチの調理用アルミボウルを2つ組合せ、1等星から6等星まで約5800個の穴を開け、小さな電球で星を投映します。南極側に回転軸が出ているので、南極付近の星の穴は無く、投映できません。
恒星球は30年ほど前の大学生の時に作りました。この時には星の穴の数は5等星まで約2000個を手動ドリルで開けました。6等星は4年前に約4000個を電動ドリルで開けて、星の数は3倍に増えました。
1等星の穴の直径は2ミリメートル。6等星の穴の直径は0.1ミリメートルです。
北天に惑星投映機が3つ取り付けてあります。惑星の穴と角度を変えられる小さな鏡がついています。
北天の中緯度にフィルムケースで作った天の川投映機が取り付けてあります。透明フィルムに描いた天の川の画像を投映します。
恒星投映用の電球は、以前は豆電球を使っていましたがフィラメントが大きく星像が悪いので、現在はフィラメントの小さなマグライト用の3ボルト電球を使っています。電球は恒星球の中心にあり、重りを使って水平に支えたシャッターによって、地平線より下の星の光がさえぎられます。
日周回転は以前はモーターを使っていましたが音や速度、信頼性から現在は手動で回転させています。投映機全体はカメラ三脚に載せて固定してあります。
ヒゲキタ手作りプラネタリウムドーム
直径4メートル、高さ2.8メートル。小学校の教室で設営できます。定員25人。床面はシルバーシート、他の面は全てポリエチレンシートをテープで貼り合わせて作ってあります。
厚手の印刷用フィルムの袋が本体。内側のスクリーンには白色のゴミ袋、外側の遮光用には農業用マルチシートをかぶせてあります。3台の家庭用扇風機で空気を送り込み膨らます、エアードームです。空気を抜いて折りたたむと小さくなり、持ち運びできます。
空気が流出しないように入り口は弁のようになっています。床面の浮き上がりは重りで3か所を押さえてあります。繰り返し折りたたむので傷み、5年ごとに新しく作り替えます。
2011年4月から、農業用マルチシートで作った新しいドームを使っています。
直径4.2mとほんの少しだけ床面積が大きくなっています。
大型展示場や体育館での設営用に直径 5.6m、高さ3.8mの大型ドームを制作しました。
基本料金と追加投影料金は4mドームと同じです。
床面積が2倍なので、50人くらいが定員です。